HTML5 Webook
30/32

0081上以H1200H1200H900H900国土交通省より発表された「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂版)」に合わせて(一社)日本公園施設業協会が策定し公開された安全規準です。「遊びの価値」を尊重しながら、重大事故につながる物的危険を排除するという観点から策定されており、インクルーシブ公園の遊び場においても適合させる必要があります。2000以上「遊具の安全に関する規準」では、能力に適さない遊具の利用による事故や衝突事故を避けるため、幼児用遊具と児童用遊具の混在を避け、エリア分けを行うことが望ましいとしています。内田工業では、利用対象者の年齢、行動、体格などに応じて適切に利用エリアを分け、子どもが予測できない危険である「ハザード」を排除した安全な空間をご提案します。揺動系要素との動線交差滑降系要素との動線交差上下の動線交差29適用規格と規準国内外の法令・規準・規格類を準用し、計画・設計・製作・施工を行っています。○都市公園における遊具の安全確保に関する指針 (改訂版)【国土交通省】○遊具の安全に関する規準 (JPFA-SP-S:2014) ※2022年6月現在○その他関連規格規準遊具の安全に関する規準 【JPFA-SP-S:2014】※2022年6月現在安心・安全の目印「SPマーク」 「SPLマーク」(一社)日本公園施設業協会の外部審査委員会の審査により認定されたSP/SPL認定企業が、「遊具の安全に関する規準」に準拠して設計、製造、販売、施工、点検、修繕を行った製品に限り表示できる、安心・安全な遊具及び公園施設の目印となるマークです。遊具製品にはSPマーク、遊具以外の公園施設製品にはSPLマークを貼付して出荷しています。公園施設の専門技術者数はトップクラス(一社)日本公園施設業協会より認定された、公園施設の専門技術者を各部門に有しています。公園施設製品安全管理士は公園施設の安全に関わるすべての業務に、公園施設製品整備技士は公園施設の製造・施工・点検・調整・修繕等、整備全般に関わる業務に従事しています。セーフティエリア (安全領域) の設定セーフティエリアとは遊具の安全な利用行動に必要とされる空間であり、子どもが遊具から落下または飛び出した場合に到達すると予想される範囲です。その内部空間では、遊具本体を除き、重大事故に結びつく障害物や異物、硬い設置面があってはいけません。遊具の外形線から外側のあらゆる方向に、個別の遊具ごとに確保する必要があります。隣り合う遊具間の距離についても、その内容によって寸法規準が異なりますので、弊社担当者までご相談ください。対象年齢によるエリア分け3歳未満児と、幼児(3~6歳)、児童(6~12歳)では、運動能力や危険回避能力に大きな違いがあります。そのためエリア分けがされていない遊び場では、体格の異なる子ども同士の衝突事故が頻発します。遊具の配置計画複数の遊具を配置する場合は、各種遊具の安全領域と重複条件、使用する際の利用動線などを考慮して計画します。また、傾斜地に遊具を設置する場合には、利用時や落下時の転倒などに対する配慮が特に必要です。挟み込みのない寸法設定など頭部・首・胴体・足・指の挟み込み防止、着衣の絡まり、引っかかり防止など、物的ハザードの除去に細心の注意を払って設計・検査しています。また、製作・施工時には専門技術者による、JPFA検査器具を用いた隙間測定などを実施し、安全な遊具の製作に努めています。細部にわたる安全配慮突起物やバリなど、細部にわたり危険要因を排除。保護キャップなどで小さな部品にも丸みを持たせ、身体に触れる箇所はもちろんのこと、設計・製作・施工・メンテナンスの各プロセスにおいて、素材の選定から仕上げまで万全の体制で臨みます。安全への取り組み

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る