内田工業の “こだわり”


誰もがのびのびと利用でき、
多様性への理解を深め、
地域や社会とのつながりを
広げていける公園づくり。

インクルーシブ公園は
なぜ必要なの?

すべての子どもに
遊ぶ権利がある

世界の平和維持と社会の発展を目的としている国連は、「子どもの権利条約 第31条」にてすべての子どもに遊ぶ権利があると謳っています。また「障害者の権利条約 第30条」には遊びに参加する機会が、障害の有無に関わらず平等に保障されなければいけないと書かれており、日本はこれらの条約に同意して条約を結んでいます。

子どもにとって“遊び”とは

子どもは自由で豊かな遊びを通して、自分を取り巻く世界について学び、人や社会とのつながりを築いていきます。またさまざまな遊びに挑戦することでチャレンジ精神を育み、工夫や創造性などの生きる力を身に付けます。遊びは子どもにとって、なくてはならないものなのです。

障壁のない
“インクルーシブ公園”を
目指して

障害は“人”ではなく“社会の側”に存在するという“障害の社会モデル”が定着しつつある現在。従来型の公園ではさまざまな障壁によって、遊びの機会を得られない子どもたちがいます。インクルーシブとは「包含性」、すべてを含むという意味があり、どんな子どもたちにも多様な仲間と出会い、成長し合える環境を平等に用意するためには、障壁のないインクルーシブな公園が必要なのです。

弊社では社会モデルの観点から「障害」と表記しています。

インクルーシブ公園って
どんな公園?

誰も排除することなく、
すべての人が使える公園
のことを
インクルーシブ公園と呼びます。
決して障害がある人だけの
特別な場所ではありません。
誰もがのびのびと利用でき、
多様性への理解を深め、
地域や社会とのつながりを広げていける。
そんな公園をつくるために、
大切な5つのポイントがあります。

インクルーシブ公園の
5のポイント

アクセシビリティ

誰もが公平にアクセスでき、最大限に自立して
遊びに参加できるような環境づくり

  • 1a
    公園へ行ける
    • 車で近くまで行ける。公共交通機関を含むいろいろな手段で来訪できる。
    • 公園にアクセスしやすい駐車場(車いす・ベビーカーが通れない段差や幅をなくす)
  • 1b
    遊具へ行ける
    • 遊び場全体をアクセシブルなルートでつなぐ。
    • ゴムチップ舗装で移動しやすい園路
  • 1c
    自分で行ける
    • 多様な子どもが目的地へ行けるよう、配置やデザインに配慮する。
    • 車いすでも登れるようにスロープを設置

選択肢

誰もが自分の好きな遊びを見つけられる、
多彩な遊びとチャレンジの機会を提供

  • 2a
    いろんな遊び
    • 運動遊び、感覚遊びや社会的遊びなど、バラエティに富んだ遊び要素を設ける。
    • いろいろな遊びを含んだ複合遊具
  • 2b
    いろんな
    レベル
    • 自分に合った遊び方や挑戦のレベルを選べるよう、サポートの度合いや難易度が段階的に異なる遊びを設ける。
    • 子どもの発達に合わせた遊具
  • 2c
    いろんな
    エリア
    • 子どもがお気に入りの場所を選びやすいよう、特徴によって整理したエリアを効果的にレイアウトする。
    • 対象年齢や遊びに応じてエリア分けし、ゴムチップ舗装で色分け・エリア分けを示すサイン

インクルージョン

誰もが対等に遊びに参加することで、
相互理解が深まるような環境づくり

  • 3a
    みんなで
    知ろう
    • 障害のある子どもや大人を含む地域のさまざまな人と協力する。
    • インクルーシブ公園を知るためのワークショップ
  • 3b
    みんなで
    遊ぼう
    • 多様な子どもが並んで遊んだり、コミュニケーションを取りやすいデザイン。
    • 一緒に遊べるクッション遊具・回転遊具
  • 3c
    みんなが
    楽しい
    • 障害が強調・特別視されず、誰もが対等で尊重し合えるよう工夫する。
    • 誰もが乗りたくなるハンモック型デザインのブランコ

安心・安全

誰もが重大な危機にさらされることなく、
のびのびと遊べる細やかな配慮と工夫

  • 4a
    ニーズを形に
    • 多様な人の特性やニーズを的確に把握し、設計に反映する。
    • 保護者の「荷物を手放して見守りたい」という要望に応えた荷物かけ
  • 4b
    ハザードを
    減らそう
    • ハザードの除去により重大な事故は防ぎつつ、子どもの発達に応じた適切なリスクの機会を設ける。
    • 有資格者による設計・製造・施工
  • 4c
    保護者の
    居場所を
    • 多様な大人が、子どもの遊びや挑戦を見守りやすい環境づくりをする。
    • 保護者の居場所としてのベンチや日陰

楽しさ

誰もがワクワクしながら自らの世界を広げられるよう、
遊びの価値の高い環境を目指す

  • 5a
    心おどる
    • 安全確保のみにとらわれず、心おどるような発見や体験ができる遊び場を目指す。
    • たぬきのおなかを叩くと音が鳴る遊具
  • 5b
    自由度が高い
    • 決まった遊び方だけではなく、子どもが主体的に遊びを創造できるよう、柔軟性や自由度を備えた環境を設定する。
    • 自由度の高い山型遊具
  • 5c
    デザイン活用
    • 機能面だけでなく、見ていて楽しい、遊んでいてもっと楽しいデザインを目指す。
    • 遊び場の雰囲気を楽しくする気球のデザイン
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インクルーシブ公園
遊具の選び方

POINT01

より多くの遊びの要素を
取り入れる

1つの遊具でインクルーシブ公園をつくることはできません。
公園全体でより多くの遊び要素を取り入れることで、インクルーシブな公園に近づきます。

POINT02

遊び要素は全部で12項目

遊び要素は全部で12項目あり、すべてが揃うように遊具を選択することが理想です。
難しい場合は、なるべく多くなるようバランスを考えましょう。

  • すべる
  • のぼる
  • 音を楽しむ
  • 微細な動き
  • 社会的遊び
  • ゆれる
  • まわる
  • クールダウン
  • ねそべる・はう
  • ぶらさがる
  • ふれる
  • はねる

※1:コマを動かすような手元の遊び 
※2:コミュニケーションやルールをともなった遊び

POINT03

3歳未満児用の遊具を
導入する

インクルーシブ公園の目的は「すべての人が使える」こと。
そのためには3歳未満児用の遊具を導入することも大切です。

3歳未満児用遊具はなぜ必要?

15歳未満の子ども約1,500万人のうち、障害のある子どもは約3%、3歳未満の子どもは約17%います。インクルーシブ公園をつくる際は「障害の有無」だけではなく、「全年齢」という考え方で整備することで、誰もが楽しめる理想の公園に近づけることができます。

3〜12歳用遊具

※パネル遊具・登はん遊具・すべり台含む

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3歳未満児用遊具

公園に来るおかあさんの声から
生まれた
3歳未満児のための、
遊びながら育つ最高の「遊育」空間。

「安心して3歳未満の子どもたちが遊べる専用スペース」がほしいというお母さんたちの声からすくすくランドは誕生しました。0歳〜3歳までの子どもは、とにかく目がはなせず、保護者にとっては外で遊ぶことにも不安がつきもの。すくすくランドは、0歳〜3歳までの子どもの発達に応じた適切な空間と施設が考えられており、お母さんたちが安心して子どもを遊ばせることができる工夫が満載です。従来にない新しい「守って」「楽しく」「すくすく育つ」のに最高の専用遊び場スペースです。

すくすくランド3歳未満児用遊具カタログ 製品の詳細は
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内田工業ならではの
インクルーシブな公園づくり

ともに“遊びあおう”

インクルーシブ公園は
すべての人が遊び憩える居場所であり、
公園本来の姿です。
あらゆる子どもたちが同じ空間で、
「出逢い・関わり合い・楽しみ合える」
そんな“遊びあえる”空間づくり
を、
お手伝いさせていただきます。

POINT01

トータルサポート

POINT02

国内向け製品を自社開発

日本人が使いやすい製品の開発

国内のインクルーシブ公園に設置されている遊具の多くは、まだまだ海外からの輸入製品に依存しているのが現状です。そんな中、内田工業では、国内の遊具の安全規準をベースとした、日本人が使いやすい自社製品の開発に取り組んでいます。

日本の公園事情に合わせた
ミニマムなデザイン

日本の公園の8割前後は、面積の小さな街区公園(2.5ha以下)です。インクルーシブ公園が既に浸透している欧米やアジア諸国と比べても面積が小さいため、より多くの公園で設置できるようミニマムな製品設計を心がけています。

POINT03

国内生産による供給の安定化

輸入状況の乱れに左右されない安定性

現在は世界のさまざまな出来事の影響で、輸入製品の供給が不安定化しており、そのコストも膨れ上がっています。内田工業では、国内生産の製品を自社開発することで、製品の供給・コスト・品質の安定化を目指しています。

メンテナンス性

弊社製品の多くは国内で製造しているため、早急なメンテナンスと部品交換が実現できます。また全国に営業所を展開しているため、地域に寄り添ったご対応が可能です。

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